2017-09-21

罨傷寒結胸法·成方切用・巻4上・攻下門

罨伤寒结胸法
罨傷寒結胸法

凡伤寒结胸,其有中气虚弱,不堪攻击内消,须以此法外罨之,则滞行邪散,其效如神。
凡そ傷寒の結胸,其れ中気虚弱有り,堪タエず攻撃せず内消し,須べからく此の法を以て外を之に罨ずれば,則ち滞は行り邪は散ず,其の効神の如し。

葱白头
(四两) 生姜(四两) 生萝卜(此味加倍,如无以子代之)
葱白頭(四両) 生姜(四両) 生蘿蔔(此の味は倍に加へ,子の代を以て之れ無きが如し)(子の世代のものがないようだ)

上三味,共捣一处,炒热。
上三味,共に搗き一処にし,熱し炒る。

用手巾,或白布,包作大饼,罨胸前胀痛处。
手巾を,或ひは白布用ひ,包み大餅に作し,胸前の脹痛の処に罨ず。

此药须分二包,冷则轮换罨之,无不即时开通,汗出而愈。
此の薬を須べからず二包に分け,冷し則ち輪換し之を罨ず,即時に開通せざるは無し,汗出て癒ゆ。

但不宜大热,恐炮烙难受也。
但だ宜しく大熱にすべからず,恐らく炮烙は受け難きなり。

又法:以大蒜头一、二十个。
又の法:大蒜頭一、二十個を以てす。

捣烂,摊厚浓纸或薄绢上,贴于胀处,少顷即散。
搗き爛し,厚き濃ひ紙或ひは薄き絹上に攤ヒロげ,脹る処に貼り,少し頃すれば即ち散ず。

用治一切腹胀,无不神效。
一切の腹脹を治すに用ふ,神効ならざる無し。
(二重否定で強い肯定;神効なり)
2017-09-20

大螺着小腹法②成方切用・巻4上・攻下門

月曰:一善友久患秘结,痛危急,欲往问。
月は曰く:一の善き友は久しく患ふを秘結にし,痛み急に危く,往問を欲した。

客曰:易事尔,侍奉施一药。
客曰く:事は易しのみ,侍たせ一薬を奉じ施す。


即脱靴入水,探一大摞而出曰:事济矣,抵家以盐半匙,和壳生捣,置病者脐下一寸三分,用宽帛紧系之,仍办溺器以须其通。
即ち靴を脱ぎ水に入り,一つの大きな摞ツミカサネを探りて出し曰く:事が済むや,家に抵
(着く)くや塩を以て半匙,搗き生じた殻を和し,病む者の臍下一寸三分に置き,寬く帛を用ひ之を緊シめ系り,仍ち溺器を办ショリし以て須べからく其れを通ず。

月末以为然,姑巽谢之。
月末に然と為すを以て,姑巽之を謝る。。

至熊家,彦诚昏不知人,妻子聚泣,诸医知无他策,慢使试之,曾未安席而暴下,诸医愧叹而散。
至熊の家、彦誠の意識が昏することは人は知らず、妻子は聚アツまって泣き、諸医学はほかでもない鞭打つことを知っていて、ゆっくりと試みたことを使用して、曾て未だ安んせずしての席に粗暴な下に、諸医学は愧叹(恥じて)散ることを嘆く。

月归访异人,不见矣。
月が帰り異
(非凡な)人を訪ねて、見ず(会わない)や。

熊后十六年乃终。
熊は後の十六年乃ち
(結局)終る。

此因热秘而便溺不通,大螺性寒而善分清,故浊水之中,一养大螺,便能澄清。
此れに因り熱は秘して便溺通ぜず,大螺の性は寒にして善く清を分つ,故に濁水の中,一に大螺を養ひ,便ち能く清く澄む。

剂之以盐,取其善润而已。
剤の塩を以て,其の善く潤ふを取るのみ。
2017-09-19

大勢の弔問客

 遠路からや年配の方など多くのお客さんが弔問に来てくれた。ありがたい。納棺する前に湯潅(ゆかん)と言う身体をきれいに洗いシャンプーまでする儀式をした。部屋に湯船を入れ、遺体を裸にして上から大きなタオルをかけ、石けんで洗ってもらった。

遺族は少しだけ洗髪に手を差し伸べる儀式だけ参加し、あとは専門業者がすべてやってくれた。オプションなので価格はかかったが、しばらく病床で風呂に入れなかったので気持ちよかっただろう。できれば命のあるうちに入れてやりたかった。

納棺後に皆の書いた色紙や好きな洋服など入れてあげた。俺は麻雀牌を入れてあげたかったのだが火葬場の事情で入れられなかった。こっそり満点棒を数本入れてあげた。先に行ったポン友は多くいるのであの世でのメンバーに不自由がないだろう。

 告別式で喪主の挨拶に、父が一番青春をかけた学生時代から戦時中の波瀾万丈の内容を簡単に紹介した。少し長くなってしまったが当たり障りの無い紋切型より興味を持ってくれるだろうと家族や親族に了解を得ないで勝手にしゃべってしまった。

今年初めに母の喪主としての挨拶とまるで違ったものになってしまった。喪主を務めた俺は父と母が作り教育した俺という作品が発した言葉であるから天から許してくれるであろう。

まだまだ後処理の仕事が残っている。はやく普段の生活に戻りたいものだ。
2017-09-19

大螺着小腹法①成方切用・巻4上・攻下門

大螺着小腹法
大螺着小腹法


--この方法は訓読がよくわからない。--()に意味を載せた。

宋季饶医熊彦诚,年五十五岁,病前后便溺不通,五日,腹胀如鼓。
宋季
(季:末期)饒オオクの熊ワルい誠に彦(彦:立派な人)医す,年は五十五歳,病の前後に便溺不通すること,五日にして,腹脹すること鼓の如し。(宋末期の饒医熊と彦誠、年は55才、病の前後に大小便できず、5日、腹は鼓のようだ膨れる。)

同辈环视,皆不能措力。
同輩の環マワリを視るに,皆な力を措る能はず。
(同世代見回して、全て能力を処置することができない。)

与西湖妙果僧慧月相善,遣信邀至诀别,月惊驰而往,于钓桥逢一异客,揖之曰:
西湖に妙果僧の慧月相善が与へ,邀しき信を遣ツカはし訣別に至る,月は驚き馳して往す,釣橋に一異客に逢ふ,揖之曰く:
(西湖のみごとな果実の僧の慧月と仲が良く、手紙を派遣して決別するまで招き、月は驚ひて走り、釣橋で一の異なる客に会って、礼の言うこと:)

方外高人,何孑孑走趋若是?
方外の高人は,何れ孑孑
(孤立し)(孑孑:ボウフラ)走り趨イく是の若ゴトしか?
2017-09-19

父の葬式

 無事親仕舞いを済ませた。疲れてくたくただ。もう寝る。詳細は後日。
2017-09-18

猪胆導法②成方切用・巻4上・攻下門

(海藏法:用蜜煎盐相合,成草乌未相合亦可。
(海蔵の法:蜜煎を用ひ塩を相ひ合せ,草烏を未だ相合さずを成すも亦た可なり。

盖盐能软坚润燥,草乌能化寒消结,可随证阴阳所宜而用之。
蓋し塩は能く軟堅潤燥し,草烏は能く化寒消結す,陰陽の証に随ふべき所宜しくして之を用ふるべし。

《准绳》曰:凡多汗伤津,及屡经汗下不解,或尺中脉迟弱,元气素虚人,便欲下而不润利者,并宜导法,但须分津液枯者用蜜导;
《準縄》に曰く:凡そ汗多く傷津し,屡シバしば経の汗下解せざるに及び,或ひは尺中脈が遅弱にして,元気が素モトもと虚する人,便を下すを欲して潤利せざる者は,並びて宜しく導法にすべく,但だ須べからく津液枯する者を分け蜜導を用ふ;

邪热甚者用胆导;
邪熱甚しき者は胆導を用ふ;

湿热痰饮固结,姜汁、麻油浸栝蒌根导。
湿熱痰飲が固結するは,薑汁、麻油を栝蒌根導に浸す。

惟下傍流水者,导之无益,非大承气峻攻不效,以实结在内,而不在下也。
惟だ傍に流水を下す者は,之を導すも益無く,大承気に非ざれば峻攻に効せず,実を以て結は内に在りて,下すに在らざるなり。

至于阴结便闭者,宜于蜜导中,加姜汁、生附子末,或削陈酱姜导之,此补长沙之未备也。)
陰結便閉に至る者は,宜しく蜜導中に,姜汁、生附子末を加ふるべし,或ひは陳き醤姜を削り之を導す,此れ長沙の未だ備はらざるに補ふなり。)
2017-09-17

台風

 風と大雨の中の出棺になりそうだ。嵐を呼ぶ男ではないが、見送りが台風というのも記憶に残るだろう。普段は晴れ男として旅行など予報が雨であっても晴れていただけに、一気に天気のつけが回ってきたのだろうか。

台風がこれ以上ひどくならないよう願うばかりだ。弔問のお客さんに申し訳ない。
2017-09-17

猪胆導法①成方切用・巻4上・攻下門

猪胆导法(仲景)
猪胆導法(仲景)

治证同前。
治す証は前と同じ。

猪胆一枚,取汁,入醋少许。
猪胆一枚,汁を取り,酢を少し許り入る。

用竹管长三、四寸,一半纳谷道中,将胆汁灌入,顷当大便。
竹管の長さ三、四寸を用ひ,一半を穀道中に納イれ,将に胆汁を入れ灌ぎ,頃マサキに当に大便すべし。

便秘者,属燥属热。
便秘する者は,燥に属し熱に属す。

自汗者,为亡津液,当小便不利,今反利,是热犹未实,故不可攻。
自汗する者は,津液を亡すと為す,当に小便不利にすべく,今反て利すれば,是れ熱猶ほ未だ実せず,故に攻むべからず。

猪胆汁,寒胜热,滑润燥,苦能降。
猪胆汁は,寒は熱に勝り,潤燥を滑し,苦は能く降す。

醋酸善入,故能引入大肠而通之也。
酢酸が善く入らば,故に能く大腸に引き入りて之を通ずるなり。
2017-09-16

弔問

 ひっきりなしに、弔問客が見える。これも父の生前の人徳なのであろう、ありがたい。性格の強い、戦争体験した父だっただけに、葬式にまで台風を引き連れて来て、最後までやんちゃで暴れているって感じだ。

ともかく準備に追われている。挨拶で何を言おうかなど考える余裕もない。自然に自分の気持ちを語るしかない。
2017-09-16

蜜煎導法②成方切用・巻4上・攻下門

蜜能润肠,热能行气,皂能通窍。
蜜は能く潤腸し,熱は能く行気し,皂は能く竅を通す。

津液内竭,概不可攻,须俟其欲便,乃导而通之,不欲以苦寒伤胃也。
津液内竭せば,概に攻むべからず,須べからく其の便を欲するを俟マつ,乃ち導にして之を通ず,苦寒を以て胃を傷むを欲せざるなり。


(徐忠可曰:此为大便将行,而不能润利者设也。
(徐忠可曰く:此れ大便将に行くと為す,而して能く潤利せざる者に設モウくるなり。

结胸痞满脏结,胃有燥屎,皆有见证,今但自汗,且小便利,是津耗热郁,而干燥也。)
結胸痞満の臓結は,胃に燥屎有り,皆な証を見る有り,今但だ自汗し,且つ小便利するは,是れ津耗し熱欝して,乾燥するなり。)
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SEIROU

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昭和26年生まれの卯年です。几帳面でだらしのないA型人間。アマチュア無線3級のラジオ老年。
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