2017-11-23

白鵬の物言い

 結びの一番で関脇・嘉風に寄り切られた後、62秒間、土俵に上がらず手を挙げ物言いを要求した。物言いを言えるのは審判と控え力士だけで、当の本人は言えない。

TVのアナウンサーも、これはいけないですねと横綱を叱咤する発言を言い続けた。土俵まわりの雰囲気は凍り付き、行司も審判も対戦相手の関脇・嘉風も動かず蝋人形化した。異様な雰囲気だった。

たしかに嘉風のインタビューで、後の先で立ったことは意識的にやったと認めていたが、止めるべき行司が残ったと声をかけたので成立と思い行くしかないと思ったと。また審判部でも誰もが成立と認め物言いをつけなかった。

審判・行司が決めた判定なので、当の本人は従うしかない。今場所4横綱のうち、休場や暴力沙汰で一人横綱になり重責を背負って負け無しの連勝できただけに、言いたい気持ちはわかる。しかし誰が見ても自分で勝手に判断を下してしまったことに非がある。

横綱でも心技体がなっていない事をまざまざと見せつけられた。週刊誌の餌食となるであろう。相撲協会も大変な騒ぎとなり、弱り目に祟り目だ。漢方では、「弱身につけこむ風の神 。」と言ったところか。
2017-11-23

小柴胡湯③・成方切用・巻5上・和解門

默默不欲食。
黙黙として食を欲せず。


(邪在表则呻吟不安,在里则烦而闷乱,邪自表而方传里,故默默静也。
(邪が表に在らば則ち呻吟シンギン不安す,裏に在らば則ち煩して悶乱す,邪が表自カラして方カワは裏に伝はる,故に黙黙として静かなり。

《经》曰:阳入之阴则静。
《経》に曰く:陽之に入らば陰は則ち静なり。

邪在表则能食,入里则不能食。
邪が表に在らば則ち能く食らふ,裏に入らば則ち能く食らはず。

今在表里之间,故但不欲食,未至于不能食也。)
今は表裏の間に在り,故に但だ食を欲せず,未だ食を能はざるに至らざるなり。)

2017-11-22

稀勢の里休場


 やっぱりね。金星を5つも配給すると相撲協会も出費がかさんで大変だ。何と言っても金星は一時報奨金ではなく給与のベースアップでずーっと続くから。それだけ横綱を倒すのは大変で力の差があると言うものだ。

ころころ負けては下位力士に舐められてしまう。そこで取り組み会議で、さりげなく勝率の良い力士や負けが込んでいる相手をぶつける。それでも負けてしまう。相撲協会は何も言わないが、暗黙に休場をと勧告する雰囲気を作る。

誰が見ても稀勢の里は稽古不足だ。また中途半端で休場になったことから精神的ダメージも大きい。足腰が土俵上にピタッと着いていない。左右に振られるとすぐ落ちてしまう。

気持ちも優しい心を持っているのだろう。本当に心を鬼にしてかからなければならない。理事長が横綱は体調を治して横綱らしさを発揮せよと言っているが、はっきり言って、もう次の場所で連敗するようなら引退を勧告するだろう。

次の場所は、稀勢の里が今後大横綱として君臨するか、このまま消滅するかのどちらかだろう。もう、後はない。ケガは力士ならだれでも持っている。崖っぷちで誰も助けてはくれない正念場だ。

冷たい言い方をしたが、日本中の人達が心の奥底で稀勢の里の復活を願っている。話題にものぼらなかったなら本当に終わりだ。頑張れ!復活せよ稀勢の里。

漢方で方剤を出すなら、六味丸合小建中湯だ。脾腎の立て直しが必要だ。
2017-11-22

小柴胡湯②・成方切用・巻5上・和解門

胸胁痞满,心烦喜呕。
胸脇痞満し,心煩喜嘔す。


(半表半里,属足少阳胆,脉行干两胁。
(半表半里は,足の少陽胆に属し,脈は両脇を行る。

手少阳三焦之脉,络心包。
手の少陽三焦の脈は,心包を絡マトふ。

风邪干之,心气不得宣畅,故烦满,或攻胸胁,故又痞而痛也。
風邪は之を干し,心気は宣暢するを得ず,故に煩満し,或ひは胸脇を攻む,故に又た痞して痛むなり。

邪在表,则不烦不呕,在里则烦呕。
邪が表に在らば,則ち煩せず嘔せず,裏に在らば則ち煩嘔す。

表方传里,故心烦喜呕也。)
表方ガワから裏に伝はる,故に心煩喜嘔するなり。)
2017-11-21

補陽剤と回陽剤

 荒川先生から素直な疑問を提出された。勉強させてくれる質問だ。深く考えずに使っていた用語だが、「お湯を湧かす」みたいな使い方になっていたのかも知れない。今回、しっかりと調べてみよう。

方剤学における解説
 「回陽剤」第九章の温裏、回陽剤から
 およそ温熱性の薬物を主とし、臓腑間の沈寒痼冷を除去する効能があるものを
温裏剤と称し、又通脈救逆、温経回陽の作用があるものを回陽剤と称する。
即ち”八法”中の温法である。

補足)沈寒痼冷;沈は「昔の」や「おちつく」「弱る」、痼は長く治らない
   という意味。
   通脈救逆、温経回陽;逆は激症で、回陽の回は回復のこと。
   経は気血の経路。

また、ここの説明に裏寒証の原因が載っている。裏寒証は元陽の不足にあり
寒が内より生ずること。また、外寒が直接裏に入ることや、
誤薬を投与して陽気を損傷してしまうこと等である。

補足)陽が虚すれば寒(冷え)し、寒冷を過食する。要するに寒邪は内に
   直接侵入する(直中)か、内より生じること以外はない。
   従って治法として温中袪寒と回陽救逆の二つだけである。

方剤
1. 温中袪寒 理中丸 大建中湯 小建中湯 呉茱萸湯
2.回陽救逆 四逆湯 回陽救逆湯 参附湯 黒錫丹 真武湯 附子湯


 「補陽」第十一章の五、補陽から
人体の気血陰陽の不足を滋養補足する方剤を補益剤と総称する。
即ち”八法”中における補法である。
 
    「五、補陽」
 補陽の方法は陽虚証を治療する方剤である。但し陽虚には、脾の陽虚、
心の陽虚、腎の陽虚等がある。心脾の陽虚の部分に関してはすでに
温裏回陽剤の中で紹介してあるので、ここでは主に腎の陽虚の部分について
論ずる。

方剤 
 1.補気 四君子湯 参苓白朮散 補中益気湯 玉屏風散 保元湯
     生脈散 人参蛤蠏散
 2.補血 四君子湯 当帰補血湯 帰脾湯 当帰羊肉湯 復脈湯
 3.気血両補 八珍湯 薯蕷丸 
 4.補陰 六味地黄丸 左帰飲 大補陰丸 虎潜丸 大造丸 天王補心丸
     甘麦大棗湯 一貫煎 酸棗仁湯 補肺阿膠湯 石斛夜光丸
 5.補陽 腎気丸 右帰飲 

 こうして見ると、回陽は広義で使われ、補陽は広義での補益から狭義の補陽ということになる。広義の補益を補陽と言い替えると、回陽との違いが混乱してしまう。
 わかりやすくするためには、方剤の違いを並べた方が理解が早いだろう。

2017-11-21

表情の弁証

 鏡を見て唖然とした。女性と違い普段あまり鏡を見ないし、老眼になってからよく見えないし。よく見ると年相応と言ったら弁証にならないが、ともかく目がしょぼしょぼして目尻が下がり頬も緩んで下がっている。皮膚も乾燥し皺が目立つ。涙も出やすく口角からよだれが出る。

下がることは気虚、中気下陥。緩みもシワも気虚、気陰両虚。皮膚の乾燥は血虚、元となる陰虚である。涙は津液のもれ、よだれは腎虚。臓腑で確認すると、津液は心、目の光りも無いのは肝腎の虚だ。気虚の源泉脾胃、血虚陰虚は腎、勢いは肝胆に配当する。

弁証として中気下陥と脾腎陰虚、大元は脾虚から年を重ね腎虚が進行し、生活習慣病の消渇が加わったものだ。西医の見立てでは、黄斑変性症も緑内障気味も末梢神経麻痺も持っている。HbA1cも6台から下がらなく、キネダックとタケプロン、ダイアート、グラクティブを出されている。ついでにリピトールと魚油製剤をも出されているがこれは服用していない。

漢方の治療方針としては、脾腎型消渇と肝腎陰虚を基本として消渇と視力復帰を目標とする。一番治したいのは視野の復活と視力だ。眼科では網膜剥離と色素細胞の萎縮欠損があり、網膜の浮腫も7ミリ以上あると診断されている。

中国の眼科の専門書を読んでみると、眼の浮腫を治すことが重要で、教科書的には猪苓湯で湿熱を冷ますとあった。それで猪苓湯も採用して服用した。1年ほどかな、浮腫の進行が止まり眼球へのステロイド注射をやる予定だったのが中止となった。よかった怖いもんな。
それから数年眼科に通ったが、点眼薬が出るわけでもなく、様子をみましょうと現状で安定していた。ついに今年の夏に眼科主治医が、もう来なくていいからと開業眼科医の紹介状を書いてやるからと言われ、それ以来行っていない。

眼の漢方治療は標治法では開竅剤であろう。牛黄を加味して服用しているが、製剤がカプセルで一つに2個しか入ってなく開封に面倒なので、飲み忘れが多くすぐ中止してしまった。メーカーには、瓶詰めの大きいものを出せと言っているのだが。高価になるので売れないと決めつけて出してくれない。開封するのが面倒で飲んでもらえなかったら元も甲も無いだろうに。

前の担当セールスは、空き瓶があれば私が開封して詰めてあげますと言ってくれたが、そこまでやらせるのは忍びなく断った。困っていることを売上げを上げるためにも会議で提案するのが先ではないのかとも言っていたが、転勤してしまった。

さて、本治法として方剤は、杞菊地黄丸と血府逐お湯を服用している。脾虚には、補中益気湯にしてみたり、六君子湯や平胃散にしてみたり在庫弁証でちょくちょく変えている。現在は期限の迫った柴胡桂枝乾姜湯を杞菊地黄丸と血府逐瘀湯に合わせて無理矢理服用している。

漢方仲間からは、牛黄と鹿茸を飲まないとダメだよと忠告されている。眼の方は、通すという所から地竜をとも言われているが、細胞の復活を考えれば補陽還五湯がいいのではないかと想い猪苓湯と一緒に服用したことがある。効いているかどうかよく分からず中止した。

 自分のことは以上のように弁証と言ってもごじゃっぺな所があるからな。今度表情による弁証法でも作ってみるかな。





2017-11-21

震度2

 速報では震源地が茨城県沖でマグニュチュード4.0、日立・常陸太田は震度2と発表されていた。割と感覚はいいほうと思っている。二階で感じれば2だろうが、店にいたから小さく感じたんだな。
2017-11-21

工事始まる

 給湯器の設置工事が始まった。今日来ることがわかっていたのに、寝坊してしまった。朝6時半になって、女房に起こされた。いやーごめんごめんと起き、急ぎ朝の仕事を済ませた。

夕方には介護認定審査会があるので、それまでに終わるのかなと工事人に聞いた。全然大丈夫ですよ、午前中に終わりますからと言ってくれた。もし長引くのなら市役所に連絡して司会を代わってもらわなければならない。

工事現場にはガラクタや、波板を外したゴミなどが残っている。女房がある程度整理してくれたのだが、邪魔になるだろうと撤去しに行った。適当に移動させながら工事しますんでいいですよと、俺がウロウロしていては邪魔とばかりに言われてしまった。

おっ地震だ、小さいな。工事には影響ないだろう。震度1程度だな。
2017-11-21

小柴胡湯①・成方切用・巻5上・和解門

小柴胡汤(仲景)
小柴胡湯(仲景)

  治伤寒中风。
  傷寒中風を治す。

少阳证,往来寒热。
少陽証は,往来寒熱す。

(寒为阴,热为阳。
(寒は陰と為し,熱は陽と為す。

里为阴,表为阳。
裏は陰と為し,表は陽と為す。

邪客于半表半里,阴出与阳争,阴胜则寒。
邪は半表半里に客し,陰は出て陽と争ふ,陰が勝れば則ち寒す。

阳入与阴争,阳胜则热。
陽は入りて陰と争ふ,陽が勝れば則ち熱す。

又曰:太阳行身之后,属膀胱寒水,为表,阳明行身之前,属胃燥金,为表之里。
又た曰く:太陽は身の後を行り,膀胱に属し水を寒し,表と為す,陽明は身の前を行り,胃に属し金を燥し,表の裏と為す。

邪在于中,近后膀胱寒水则寒,前阳明燥金则热也。
邪が中に在り,後の近く膀胱に水を寒すれば則ち寒し,前の陽明に金を燥すれば則ち熱となり。

寒热有定时者为疟,无定时者为往来寒热。
寒熱が定時に有る者は瘧と為す,定時に無き者は往来寒熱と為す。

以热在表而浅,邪恶正,恶寒。
以て熱は表に在りて浅し,邪は正を悪み,寒を悪む。

寒已复热,此邪未并于表里,故寒热微而无定时也。)
寒が已オワりて復た熱す,此れ邪が未だ表裏に併さず,故に寒熱微にて定時に無きなり。)
2017-11-20

オーダーメイド

 ディスクトップが配達されるとBTOから連絡があった。楽しみだ。CPUはi7にしてメモリは16ギガを2枚にした。8ギガ2枚が元だったが、メモリスロットが4つあるので、最初から大きいメモリに変えた。こうすれば将来16ギガ4枚にしようとするときにメモリが無駄にならない。

ハードディスクは2テラにし、増設に4テラを注文した。標準で250ギガのSSDが付いているのでかなり高速で動作できるだろう。
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