2016-11-30

インフルエンザ

 インフルエンザやノロウイルスなど猛威を振るっている。特に鳥インフルエンザは青森県や新潟県で渡り鳥をかいして入ってきている。今の所直接人に感染し大流行のパンデミックになっていない。

流行は豚や家畜などを通してウイルスの形を変えて人にうつるのが心配だ。その先駆けにアヒルや養鶏場の鶏を何万羽も処分するのは心が痛む。予防第一である消毒剤やマスクなどをいっぱい売った方がいい。薬物治療で、肺炎防止に抗生物質をやたらと出されると耐性菌が蔓延してしまう。今朝もNHKでやっていた。

ところでインフルエンザの語源はなんだろう。調べたらラテン語らしい。インフルエンス influenceから来て、元は天文用語だった。星が流れるということから力が発生し、in-中へ+fluere流れる=中へ流れ込む となるらしい。

ヨーロッパ文化圏の言葉で「影響、感化、影響力、威信」などを意味するが、元は「星の影響」 という占星術的な考え方からきている。すると、東洋では九星術に関係してくるのでは。中医学的には中へ直接入り込むということで直中ではないのか。傷寒論でゃ傷寒や傷風としている。

 てっきり発見した人の名前だとばっかり思ってた。こう言った周辺のことに興味を持って調べるのは臍が曲っているからかな。雑学なのだろうが、師匠の雑学豊富さは正規の知識をきっちり押さえた上でのアデショナルなので説得力がある。俺の場合は道草みたいなものだ。
2015-02-06

タミフルの予防投与

 施設などまわりに感染予防の為に、一人インフルエンザに罹患したら同室の人や濃厚に接触する友人などに抗ウイルス薬タミフルを予防服用させ流行を防ぐことは医療人にとって常識になっている。

しかし、施設などではそんなこと知らない所や、24時間以内に投与させないと効かないのに3日も経過してから服用させるところもある。また予防投与では保険が効かず、自費になるのでやらないところもある。

報道によると、調べた施設の7割が上記の理由で手がけていないという。そうだろうな。全額実費だと相当高額になるし、高齢者施設では認知症の人も多く手間がかかるので、知っていても予防投与をやらないのだろう。
2015-01-17

インフルエンザ猛威

 とうとう昨年の実績を越える罹患数となった。A香港型は変異が激しいのでワクチン打っても4割から6割ぐらいしか効果がないと言われている。

でも打たないより打った方が、罹患しても軽症で済むと言う。本当なのか眉唾ものだ。証に対応して治療の助言指導した方がいい。

流行には、ノロも含めマスク、手洗い、休養の3点セットが最低限の防御だ。一昔前ではマスク、風邪薬、栄養剤の3点セットで販売したっけ。

現在は最低限のセットに温病方剤もしくは太陽病傷寒の方剤が必要となる。参蘇飮、荊防敗毒散、銀翹散、麻杏甘石湯が動くだろうな。
2014-12-31

ホワイト正月

 明日の元旦は寒気が厳しくホワイトクリスマスでなく、ホワイトニュウ-イヤーとなりそうだ。大晦日の今日はまだ暖かいので大掃除の仕上げや棚卸しなど順調に行きそうだ。

ただ世の中は、厳しい情勢だ。円安の影響で原料値上げに伴い、あらゆる食品が値上げに踏み切るとされている。

それに、鳥インフルエンザが渡り鳥によって再びもたらされ、宮崎、山口で大量の鶏が処分っされることになった。原因が渡り鳥と言われるが、なぜ又宮崎なのだろうか。

今までに大量の処分をして、他の都道府県より対策が充実していただろうに。もしかして、他の県で発生しているのに、隠蔽している恐れもある。鳥から豚、人へと感染すると、それこそスペイン風邪の再来でパンデミックになる。

鶏は半径3キロとか10キロとか規制を敷いたり、処分を簡単にするが、人の場合ではそうは行かないだろう。恐怖SF映画みたいに村全体を閉鎖し、処分するということも無きこともない。

そら恐ろしい。来年は新型インフルエンザやエボラとの戦いの年となるであろう。イスラム国も放置してはおけない。世界の秩序が乱れるサイバー攻撃等々、我々人類は、今までの恐怖の考え方基準を大幅に変えて対処していかなければならない。

元朝参りには、決意を込めて祈ろう。ささやかな抵抗かも知れないが漢方で解決できることを充実し職能を広めて行こう。
2014-12-06

流感

 A香港型が今シーズンに早めに流行し出した。診療所などに予防注射に来る老人が多い。しかしA香港型はワクチンが高齢者に効きにくいと聞いている。

A型は大流行しやすい。それはA型の細胞表面抗原のパターンが多いことがひとつの要因。また他のウイルス感染症と比較すると、爆発的なウイルス増殖速度を誇る点も見逃せない。

だから症状もパターンの違いによって様々に出るのでワクチンが効きにくいわけだ。でも手をこまねいている訳には行かない。患者にA型ってどんな症状が出るのと聞かれる。節々が痛んで高熱が出るんだよだけでは納得しまい。

A型インフルエンザの症状の特徴を挙げてみた。

+++インフルエンザA型の主な症状+++

発熱(38度~40度近い熱が出る)
さむけ・悪寒
ふるえ症状
頭痛
めまい
全身の強い倦怠感
強度の関節痛
筋肉痛・筋肉の熱感
腰痛
上気道炎

と、こんなものかな。漢方でいう太陽病の傷寒、中風に相当するだろう。教科書的には麻黄湯(麻黄 杏仁 桂枝 甘草)、桂枝湯(桂枝・芍薬・大棗・甘草・生姜)だろうが、めまいや腰痛をも挙げたので、五積散がいいだろう。

五積散は、気血痰寒食の5つの積を除く方剤だ。麻黄湯、四物湯、平胃散、苓桂朮甘湯などが内包されている。風寒の邪に効かせるなら、麻黄湯の顔を前面に出すために、麻黄湯や葛根湯の風寒実の方剤を合方するといい。

めまい(眩暈)が強いなら、五積散に苓桂朮甘湯を合方する。腰痛がひどければ、補腎剤を合方する。補腎の究極の薬味は地黄だから内包されている四物湯を強調するため四物湯を合わせればいいだろう。

胃腸障害を心配することはない。元々平胃散が内包されているのだから。婦人保健薬として、漢方メーカーなどでは、五積散合当帰芍薬散を薦めている。これも婦人の腰痛にいいだろう。

五積散(乾姜、桂枝、麻黄、白芷、当帰、川芎、芍薬、甘草、大棗、蒼朮、茯苓、白朮、半夏、陳皮、厚朴、枳穀、桔梗)
当帰芍薬散(白芍、沢瀉、茯苓、当帰、白朮、川芎)

うむ、成分を比較すると、沢瀉が新たに入ってくる。じゃあ、五苓散を合わせると、水をさばくだけでなく、五苓散中の桂枝も強調され、葛根湯の自下利証の裏処方として虚証に使えるのではないか。

五苓散(桂皮、沢瀉、猪苓、茯苓、白朮)

猪苓が邪魔だな。でも一度使ってみたいな。症状としては、脾虚気味で肌肉がやわらかい人の風寒で口渇があって便がゆるいと言った所か。風寒でなくとも五苓散証を出した五積を治すのにいいかも。このような流感ってあるのかなあ。
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SEIROU

Author:SEIROU
薬師くすしのブログへようこそ!
昭和26年生まれの卯年。几帳面でだらしのないA型人間。アマチュア無線3級のラジオ老年だった。漢方家。薬剤師。2女1男の子供と4人の孫を持つ。自分の兄弟も同じ姉2人と俺の3人兄弟。
最近両親を亡くし長老になってしまった。
E-mail oosoneseirou@gmail.com

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