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2018-12-14

五苓散①・成方切用・巻7下・燥湿門

五苓散(仲景)
五苓散(仲景)

治太阳病发汗后,大汗出,胃中干,烦躁不得眠。
太陽病にて発汗後,大汗出て,胃中乾き,煩躁し眠るを得ざるを治す。

欲饮水者,少少与之,令胃气和则愈。
飲水を欲する者は,少少之を与へ,胃気をして和さしむれば則ち愈ゆ。

若脉浮,小便不利,微热消褐者,此汤主之。
若し脈浮にて,小便不利,微熱消褐する者は,此の湯之を主る。

及中风发热,六、七日不解而烦,有表里证,渴欲饮水,水入即吐,名曰水逆。
中風の発熱,六、七日に及び解せずして煩すは,表裏の証有り,渇して飲水を欲し,水入らば即ち吐す,名づけて水逆と曰く。


(表以外证未罢言,里以烦渴属腑言。
(表は外証を以て未だ罷まずと言ひ,裏は煩渇を以て腑に属すと言ふ。

邪热挟积饮上逆,故外水格而不入。)
邪熱が積飲の上逆を挟み,故に外水は格コバまれて入れず。)

及伤寒痞满,服泻心汤不解,渴而烦躁,小便不利。
傷寒の痞満に及び,瀉心湯を服し解せず,渇して煩躁し,小便不利す。

(功擅荡热导饮,故亦为消痞良方。
(盪トウ(揺さぶる)熱導飲するに功キキメに擅タケ,故に亦た消痞の良方と為す。

程郊倩曰:邪在上焦,而治在下焦者,使浊阴出下窍,而清阳之在上窍者,自能宣化矣。
程郊倩曰く:邪は上焦に在りて,下焦に在る者を治すは,濁陰を下竅に出ださして,清陽の上竅に在る者を,自ずから能く宣ヒロげ化すや。

心邪不从心泻,而从小便泻,又一法也。
心の邪は心従り瀉せず,而るに小便従り瀉す,又た一法なり。

汪切庵曰:此乃正治,非又一法也,乃脏实而泻其腑也。)
汪切庵曰く:此れ乃ち正治なり,又た一法に非ざるなり,乃ち臓実にして其の腑を瀉すなり。)

通治诸湿腹满,水饮水肿,呕逆泄泻。
諸湿の腹満にて,水飲水腫,嘔逆泄瀉し。

水寒射肺,或喘或咳。
水寒が肺を射て,或ひは喘し或ひは咳し。

中暑烦渴,身热头痛。
中暑の煩渇にて,身熱頭痛し。

膀胱积热,便秘而渴。
膀胱の積熱にて,便秘して渇し。

霍乱吐泻,痰饮湿疟,身痛身重。
霍乱吐瀉し,痰飲湿瘧,身痛身重すをを通治す。
2018-12-13

成方切用・巻7下・燥湿門⑤

凡治湿热者,宜利宜清;
凡そ湿熱を治す者は、宜しく利すべく宜しく清すべし。

治寒湿者,宜燥宜温;
寒湿を治す者は、宜しく燥すべく宜しく温むべし。

治风温相搏者,或微发其汗,或顾其阳虚,其法尤宜通变矣。
風湿相打つ者を治す、あるひは微にその汗を発し、あるひはその陽虚を顧み、その法を尤トリワけ宜しく通じ変へるべけんや。
2018-12-12

成方切用・巻7下・燥湿門④

然湿证虽多,而辨治之法,其要惟三,则一一曰湿热,一曰寒湿,一日风湿。
然れども湿証は多いといえども、而して治の法を弁じ、その要はただ三にし、則ち一つ一つに湿熱と曰く、一つに寒湿と曰く、一つに風湿と曰く。

盖湿从土化,而肛四季。
蓋し湿は土に化すに従ひて、四季に肛モウ
(網gang)す。

故时当温热,则火土合气而病为湿热;
ゆえに時に温熱に当たれば、則ち火と土の気が合して病は湿熱と為す;

时当寒凉,则水土合德而病为寒湿。
時に寒涼に当たれば、則ち水と土の徳が合ひて病は寒湿と為す。

此湿病之随时令而为寒热也,其有与风相搏,而病为风湿者,其变尤为无常。
此れ湿病は随時令して寒熱と為すなり、其れ風に相打つ有りて、病は風湿と為す者、其の変は尤トリワけ無常と為す
(それはとりわけ絶えず変わる)
2018-12-11

成方切用・巻7下・燥湿門③

凡肌表经络之病,温由外而入者也;
凡そ肌表経絡の病にて、外より温めて入る者なり;

饮食气血之病,湿由内而生者也。
飮食気血の病は、内より湿にて生ずる者なり。

此其在外者为轻,在内者为重,是固然矣。
此れ其の外に在る者は軽きなり、内に在る者は重きと為す、是れ固然モチロンや。

然及其甚也,则未有表湿而不连脏者,里湿而不连经者,此其湿病之变,不为不多,故凡治此者,必当辨表里,察虚实,而求其本也。
然れども其の甚だしきに及びなりては、則ちいまだ表湿有らずんばして臓に連ならざる者、裏湿して経に連ならざる者は、此れ其の湿病の変は、為さず多からず、ゆえに凡そ此れを治す者は、必ず当に表裏を弁じ、虚実を察し、而して其の本に求むべきなり。
2018-12-10

成方切用・巻7下・燥湿門②

有湿从内生者,以水不化气,阴不从阳而然也,悉由脾肾之亏败,其为证也,在肌表,则为发热、恶寒、自汗;
湿に内に従ひ生ずる者あり、水が化気せずを以て、陰が陽に従はずして然りなり、悉クワしくは脾腎の虧敗に由り、其れ証と為すなり、肌表に在り、則ち発熱・悪寒・自汗と為す;

在经络,则为痹、为重、为筋骨疼痛、腰痛不能转侧、四肢痿弱酸痛;
経絡に在りて、則ち痺と為し、重と為し、筋骨疼痛と為し、腰痛し転側あたはず、四肢は痿弱酸痛す;

在肌肉,则为麻木胕肿黄疸,按肉如泥不起;
肌肉に在りて、則ち麻木胕腫黄疸と為し、肉を按ツブし泥の如く起きず;

在脏腑,则为呕恶胀满,小水秘涩黄赤,大便泄泻,腹痛后重,脱肛㿗疝等证。
臓腑に在りて、則ち嘔悪脹満と為し、小水秘渋し黄赤、大便泄瀉、腹痛後重、脱肛㿗疝タイセンなどの証と為す。
プロフィール

SEIROU

Author:SEIROU
薬師くすしのブログへようこそ!
昭和26年生まれの卯年。几帳面でだらしのないA型人間。アマチュア無線3級のラジオ老年だった。漢方家。薬剤師。2女1男の子供と4人の孫を持つ。自分の兄弟も同じ姉2人と俺の3人兄弟。
最近両親を亡くし長老になってしまった。
E-mail oosoneseirou@gmail.com

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