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2018-10-16

水戸での講演

 2時間にわたって講演をした。内容は感冒の話だったが、最近東京で陣内先生が感冒と風邪の話を詳細にわたってしてくれていたので、方剤の解説はほぼ省略した。

話の内容を表証に拡大し、昔から疑問に思っていた表証の考え方を中心に話をした。タネは、秦伯未の謙斋医学講稿・感冒と咳嗽、また師匠が30年前に講義してくれた「表がかわいそうだ」というノートから引っ張り出した。

最初に六経における表証の定義を持ち出し、続いて中医学的感冒、風邪の定義を出して比較し、展開として表証をどの方向で弁証していくかの考え方を示した。

かなりアバウトで哲学チックな話になってしまった。いくつか間違えてしまった場所もあったが、それは俺のご愛敬。質問はしにくい内容だったが、上原先生が気をつかいいっぱい質問してくれた。

俺の感冒や風邪の使い方の方向性や、表証などでこう言う場合どう思うか、弁証でどの弁証を使うかなど禅問答みたいな質問だった。同じ師匠の弟子なので、答えはわかっている。予想通りの答えをしてあげた。

終了後、いつもの通りにいつもの場所で飲んだ。従業員に、いつもの酒豪の陣内先生は来ないのと、言われた。仲間が昨日、東京で講演し飲んだから今日は休養だよと。有名人になっている。笑。

酒豪がいなかったので、夜中の最終電車になる前に帰れた。昨日まで小旅行をしていたので酔いがまわりふらついた足取りで仲間にだいじょうぶかと心配させてしまった。

酔った勢いでいただいた講演料を袋のまま、駅に迎えにきてくれた女房にお土産~とあげてしまった。たまにはいいやな。
2018-10-16

寿脾煎①・成方切用・巻6下・去寒門

寿脾煎(一名摄营煎)
寿脾煎(一名摂営煎)

治脾虚不能摄血等证,凡忧思郁怒积劳,及误用攻伐等药,犯损脾阴,致中气亏陷,神魂不宁,大便脱血不止,或妇人无火崩淋等证。
脾虚し摂血する能はず等の証にて,凡そ憂思欝怒積労,及び攻伐等の薬を誤用し,脾陰を損ね犯し,中気の虧陥に致り,神魂寧ネイせず,大便脱血止ヤまず,或ひは婦人の火無き崩淋等の証を治す。

兼呕恶尤为危候,速宜用此单救脾气,则统摄固而血自归源。
嘔悪を兼ぬるは尤も危候と為す,速スミヤカに此を用ふべく単に脾気を救はば,則ち固を統摂して血は自ら源に帰す。

此归脾汤之变方,其效如神。
此れ帰脾湯の変方にて,其の効は神の如し。

若犯此证,而再用寒凉,则胃气必脱,无不即毙者。
若し此の証に犯されて,再び寒涼を用ふれば,則ち胃気は必ず脱し,即ソく斃なぬものは無し
(全部すぐくたばる)
2018-10-15

三気飲・成方切用・巻6下・去寒門

三气饮
三気飲

治气血亏损,风寒湿三气乘虚内侵,筋骨历节疼痛之极,及痢后、鹤膝风痛等证。
気血の虧損にて,風寒湿の三気が虚に乗じ内に侵し,筋骨暦節疼痛を極め,及び痢後、鶴膝風痛等の証を治す。

当归 枸杞 杜仲
(二饯) 熟地(三钱或五钱) 甘草(炙) 北细辛(或代以独活) 芍药(酒炒) 牛膝 茯苓 肉桂 白芷 附子(一钱) 生姜(三片)
当帰 枸杞 杜仲(二餞) 熟地(三銭或ひは五銭) 甘草(炙る) 北細辛(或ひは独活を以て代ふ) 芍薬(酒にて炒む) 牛膝 茯苓 肉桂 白芷 附子(一銭) 生姜(三片)

如气虚者,加人参、白术随宜;
如し気虚の者には,人参、白朮を宜しく随にて加ふ;

风寒胜者,加麻黄一、二钱。
風寒が勝る者には,麻黄一、二銭を加ふ。

此饮亦可浸酒,大约每药一斤,可用烧酒六、七斤,浸十余日,徐徐服之。
此の飲は亦た酒に浸すべく,大ひに約薬一斤毎に,焼酒六、七斤を用ふべき,浸すこと十余日,徐徐に之を服す。
2018-10-14

復陽丹・成方切用・巻6下・去寒門

复阳丹
復陽丹

治阳虚呕吐,泄泻腹痛,寒疝等证。
陽虚の嘔吐,泄瀉腹痛,寒疝等の証を治す。

北五味
(炒) 甘草(炙) 附子(制) 炮姜 胡椒(一两) 白面(二两,炒焦) 为末和匀,入温汤捣丸,桐子大。
北五味
(炒る) 甘草(炙る) 附子(制す) 炮姜 胡椒(一両) 白面(二両,炒り焦す) 末と為し均しく和す,温湯に入れ搗きて丸に,桐子大にす。

每服一钱,随证用药引下。
一銭を毎服す,証に随ひ薬を用ひ引きて下む。
2018-10-13

唐鄭相国方②・成方切用・巻6下・去寒門

加杜仲一斤,生姜炒,蒜四两,名青娥丸,治肾虚腰痛;
杜仲一斤に,生姜を炒め,蒜四両を加へ,青娥丸と名づく,腎虚腰痛を治す;

(《经》曰:腰者,肾之腑,转移不能,肾将惫矣。)
(《経》に曰く:腰とは,腎の腑なり,転移する能はず,腎は将に憊ツカれるや。)

再加牛膝(酒浸)、黄柏(盐水炒)、川草薢(童便浸),蜜丸,治同;
再び牛膝
(酒に浸す)、黄柏(塩水にて炒む)、川草薢(童便に浸す)を加へ,蜜丸にす,治は同じ;

加杜仲、葫芦巴、小茴香、萆薢,名喝起丸,治小肠气,痛引腰。
杜仲、葫芦巴、小茴香、萆薢を加へ,喝起丸と名づく,小腸気にて,痛み腰に引くを治す。
プロフィール

SEIROU

Author:SEIROU
薬師くすしのブログへようこそ!
昭和26年生まれの卯年。几帳面でだらしのないA型人間。アマチュア無線3級のラジオ老年だった。漢方家。薬剤師。2女1男の子供と4人の孫を持つ。自分の兄弟も同じ姉2人と俺の3人兄弟。
最近両親を亡くし長老になってしまった。
E-mail oosoneseirou@gmail.com

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