2016-01-31
成方切用・内経方23
正傳云︰用羯雞矢一升,研細,炒焦色,地上 出火毒,以百沸湯淋汁,每服一大盝。
正伝(しょうでん) 云ふ:雄羊鶏矢の一升を用ひて、細く研ぎ、焦色に炒め、火毒をだし、百沸を以て湯を汁に淋(したた)り、一大匙に毎服すと。
調木香檳榔末各一錢,日三服,以平為度
木香檳榔末を各一銭を調へ、日に三服、平を以て度となす。
又按醫鑒等書云︰用乾羯雞矢八合,炒微焦,入無灰好酒三碗,共煎乾至一半許,用布濾取汁,五更熱飲,則腹鳴,辰巳時行二三次,皆黑水也。
また医宗金鑑 などの書に云ふ:乾雄羊鶏矢八合を用いて、微に焦がし炒め、灰の無い好い酒三碗を入れ、共に煎じ干して半分ばかりに至るまで、布を用いて濾過し汁を取り、五更に熱飲し、則ち腹は鳴いて、辰巳時に二三回行く、全て黒水なり。
次日覺足面漸有縐紋,又飲一次,則漸縐至膝上,而病愈矣。
次の日眠りが面に足りて漸だん縐(すう) 紋様が有り、また一次飲み、漸だん縐(すう)はひざの上にまで至り、而して病愈ゆる。
凡鼓脹由於停積及濕熱有餘者,宜用之,挾虛者禁之。
すべて鼓脹は停(と)まり積(つ)もり及び湿熱に余り有るものは、之を用ふるによろし、虚を挟(はさ)むものは之を禁んず。
吳鶴皋曰︰朝寬暮急,病在營血。雞矢穢物,從陰化,可入營血。
呉鶴皐 曰く:朝に寛(ひろ) く暮れに急なるは、病栄血にあり。鶏(けい)矢(や)の穢(けがれ)の物にて、陰より化し、栄血に入るべし。
正伝(しょうでん) 云ふ:雄羊鶏矢の一升を用ひて、細く研ぎ、焦色に炒め、火毒をだし、百沸を以て湯を汁に淋(したた)り、一大匙に毎服すと。
調木香檳榔末各一錢,日三服,以平為度
木香檳榔末を各一銭を調へ、日に三服、平を以て度となす。
又按醫鑒等書云︰用乾羯雞矢八合,炒微焦,入無灰好酒三碗,共煎乾至一半許,用布濾取汁,五更熱飲,則腹鳴,辰巳時行二三次,皆黑水也。
また医宗金鑑 などの書に云ふ:乾雄羊鶏矢八合を用いて、微に焦がし炒め、灰の無い好い酒三碗を入れ、共に煎じ干して半分ばかりに至るまで、布を用いて濾過し汁を取り、五更に熱飲し、則ち腹は鳴いて、辰巳時に二三回行く、全て黒水なり。
次日覺足面漸有縐紋,又飲一次,則漸縐至膝上,而病愈矣。
次の日眠りが面に足りて漸だん縐(すう) 紋様が有り、また一次飲み、漸だん縐(すう)はひざの上にまで至り、而して病愈ゆる。
凡鼓脹由於停積及濕熱有餘者,宜用之,挾虛者禁之。
すべて鼓脹は停(と)まり積(つ)もり及び湿熱に余り有るものは、之を用ふるによろし、虚を挟(はさ)むものは之を禁んず。
吳鶴皋曰︰朝寬暮急,病在營血。雞矢穢物,從陰化,可入營血。
呉鶴皐 曰く:朝に寛(ひろ) く暮れに急なるは、病栄血にあり。鶏(けい)矢(や)の穢(けがれ)の物にて、陰より化し、栄血に入るべし。
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