2018-01-18
三解湯①・成方切用・巻5上・和解門
三解汤
三解湯
治时行疟之通剂。
時行の瘧を治す通剤なり。
(喻嘉言曰:疟发必有寒有热。
(喩嘉言曰く:瘧の発は必ず寒有り熱有り。
盖外邪伏于半表半里,适在少阳所主之界。
蓋し外邪が半表半里に伏さば,少陽に主さどる所に在る界を適ふ。
出与阳争,阴胜则寒,入与阴争,阳胜则热。
陽と争ひ出ずれば,陰が勝ち則ち寒す,陰と争ひ入らば,陽が勝ち則ち熱す。
即纯热无寒为瘅疟温疟,纯寒无热为牝疟,要皆自少阳而造其极偏。
即ち純熱に寒無く瘅瘧温瘧と為し,純寒に熱無く牝瘧と為し,要は皆な少陽に自りて其の極偏を造る。(牝瘧:無熱の瘧か)
补偏救弊,亦必还返少阳之界,使阴阳协和而后愈也。
偏を補ひ弊を救ひ,亦た必ず少陽の界に還返し,陰陽をして協和せいめて後に愈ゆなり。
谓少阳而兼他经则有之,谓他经而不涉少阳,则不成其为疟矣。
少陽を謂ひて他経を兼ぬれば則ち之に有り,他経を謂ひて少陽を渉ワタらずんば,則ち其れに成らず瘧と為すや。
脉纵屡迁,而弦之一字,实贯彻之也。)
脈が屡遷に縦りて,弦の一字は,実に之を貫き徹するなり。)
三解湯
治时行疟之通剂。
時行の瘧を治す通剤なり。
(喻嘉言曰:疟发必有寒有热。
(喩嘉言曰く:瘧の発は必ず寒有り熱有り。
盖外邪伏于半表半里,适在少阳所主之界。
蓋し外邪が半表半里に伏さば,少陽に主さどる所に在る界を適ふ。
出与阳争,阴胜则寒,入与阴争,阳胜则热。
陽と争ひ出ずれば,陰が勝ち則ち寒す,陰と争ひ入らば,陽が勝ち則ち熱す。
即纯热无寒为瘅疟温疟,纯寒无热为牝疟,要皆自少阳而造其极偏。
即ち純熱に寒無く瘅瘧温瘧と為し,純寒に熱無く牝瘧と為し,要は皆な少陽に自りて其の極偏を造る。(牝瘧:無熱の瘧か)
补偏救弊,亦必还返少阳之界,使阴阳协和而后愈也。
偏を補ひ弊を救ひ,亦た必ず少陽の界に還返し,陰陽をして協和せいめて後に愈ゆなり。
谓少阳而兼他经则有之,谓他经而不涉少阳,则不成其为疟矣。
少陽を謂ひて他経を兼ぬれば則ち之に有り,他経を謂ひて少陽を渉ワタらずんば,則ち其れに成らず瘧と為すや。
脉纵屡迁,而弦之一字,实贯彻之也。)
脈が屡遷に縦りて,弦の一字は,実に之を貫き徹するなり。)
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