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2018-02-12

大柴胡湯③・成方切用・巻5下・表里門

表证未除,故用柴胡以解表;
表証未だ除れず,故に柴胡を用ひて以て解表す;

里证又急,故用大黄、枳实以攻里。
裏証又た急ぐ,故に大黄、枳実を用ひて以て裏を攻む。

芍药安脾敛阴
,(能泻肝火,使木不克土。)
芍薬は脾を安んじ斂陰す,(能く肝火を瀉し,木をして土を克さしめず。)

黄芩退热解渴;半夏和胃止呕;姜辛散而枣甘缓,以调营卫而行津液。
黄芩は退熱解渇す;半夏は和胃止嘔す;姜は辛散にしては棗甘緩なり,以て営衛を調ひて津液を行る。

此表里交治,下剂之缓者也。
此れ表裏を交り治す,下剤の緩なる者なり。

(陶节庵曰:伤寒邪热传里,须看热气浅深用药。
(陶節庵曰く:傷寒の邪熱は裏に伝はり,須べからく熱気の浅深を看て薬を用ふ。

三焦俱伤,则痞满买坚全见,宜大承气汤。
三焦が倶に傷さば,則ち痞満実堅の全てを見て,宜しく大承気湯にすべし。

邪在中焦,则有燥实坚三证,宜调胃承气汤。
邪が中焦に在らば,則ち燥実堅の三証有り,宜しく調胃承気湯にすべし。

加甘草和中,去枳、朴者,恐伤上焦氤氲之气也。
甘草を加へ中を和し,枳、朴を去る者は,恐らく上焦氤氲の気に傷らるるなり。

邪在上焦,则痞而实,宜小承气汤,去芒硝者,恐伤下焦真阴也
邪が上焦に在り,則ち痞して実さば,宜しく小承気湯にすべし,芒硝を去るは,恐らく下焦の真陰を傷るからなり。

若表证末除,里证又急,不得不下者,则用大柴胡汤,通表里而缓治之。
若し表証末だ除かず,裏証又た急なり,得ず下さざる者は,則ち大柴胡湯を用ふ,表裏を通して之を緩治す。

大承气最紧,小承气次之,调胃承气又次之,大柴胡又次之。
大承気最も緊,小承気之の次,調胃承気又た之の次,大柴胡又た之の次なり。

盖恐硝性燥急,故不轻用、 周扬发曰:仲景于太阳入膀胱腑证有五苓散 少阳兼阳明腑证,则有大柴胡汤,皆表里两经之法也。)
蓋し恐らくは硝性は燥急にして,故に軽く用ひず、 周揚発曰く:仲景に太陽が膀胱腑証に入るに五苓散有り,少陽に陽明腑証を兼ぬれば,則ち大柴胡湯有り,皆な表裏の両経の法なり。)

以前胡易柴胡,名大前胡汤。
前胡を以て柴胡に易カへ,大前胡湯と名づく。

(崔氏取其清降而治风痰。)
(崔氏は其の清降を取りて風痰を治す。)

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SEIROU

Author:SEIROU
薬師くすしのブログへようこそ!
昭和26年生まれの卯年。几帳面でだらしのないA型人間。アマチュア無線3級のラジオ老年だった。漢方家。薬剤師。2女1男の子供と4人の孫を持つ。自分の兄弟も同じ姉2人と俺の3人兄弟。
最近両親を亡くし長老になってしまった。
E-mail oosoneseirou@gmail.com

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